執筆:川口 由美子
日本の個人投資家の皆さまへ
── あなたの資産を“守る”だけで満足ですか?
いま世界は、静かに・確実に揺れ始めています。
その揺れが、あなたの年金、貯金、そして暮らしに影を落とし始めています。
この10の出来事は、単なる“ニュース”ではありません。
それは、あなたの未来を左右する“サイン”です。
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1. 【日銀新理事の“慌てるな”に込められた救いのメッセージ】
金利を急がず、慎重に。桝理事のこの発言は、高齢投資家にとって“心の防波堤”です。
金利が急に動けば、REITや住宅株が一斉に暴れる。そんな不安が、いま“少し先送り”になったのです。
配当重視で、動じない企業にこそ目を向ける時です。
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2. 【米国マネーが動く!その行き先は“まさかの日本”】
世界の大手ファンドが、米国株を売って、日本に資金を流しています。
「今こそ日本が割安」「経営改革も進んでいる」──これは、日本をずっと信じてきたあなたへの“追い風”です。
古くて堅実な企業が、世界の舞台で評価され始めています。
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3. 【企業は元気?それとも不安?──その“裏の声”を聴け】
景気は安定、でも投資は慎重。企業はそんな“矛盾”を抱えています。
この時期に投資するなら、“変化に強く、外に頼らない”会社こそが鍵。
内需企業、BtoB、財務体質の強さ──この3つが資産を守ります。
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4. 【日経平均が上がっても、浮かれるな──本当に買われているのは誰だ?】
日経平均11カ月ぶり高値──そう聞くと、買い急ぎたくなります。
でも、大切なのは“なぜ上がったか”。
短期マネーに踊らされず、“誠実に利益を出している企業”に目を向けましょう。
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5. 【米株が崩れた夜、日本のあなたは何をすべきか】
アメリカ株が関税で急落──その余波は、あなたの資産にもやってきます。
輸出型や米依存企業が危うい今、地域密着・医療・生活インフラにこそ“揺れない価値”があるのです。
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6. 【暴落の中で“下がらなかった企業”こそ、本物の強さ】
3月末、日経平均が4%下落。でもすべての株が下がったわけではありません。
下がらなかった企業。それこそが、嵐の中で浮かび上がる“資産の砦”です。
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7. 【食費が上がっても、選ばれる企業がある】
値上げは誰もが感じている。でもそれでも“売れ続ける”商品がある。
それを作る会社が、これからの株式市場で本当に報われるのです。
ブランド力、価格転嫁力、それがある企業を選びましょう。
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8. 【世界最大の投資会社が言った「買うなら日本だ」】
ブラックロックが日本株を推す──それは、私たちの“普通の会社”が、実は世界基準で見ても“立派”だということ。
配当、現金資産、堅実経営。そうした企業が、ようやく脚光を浴びているのです。
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9. 【“アメリカ売り”が始まった──世界のお金はどこへ向かう?】
米国の金利不安、政治不安で、世界の資金は日本や欧州に向かい始めています。
大切なのは、この“流れ”を自分のポートフォリオにどう取り入れるか。
まずは、外国人が買い始めた日本株を、一緒に持ってみませんか?
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10. 【円高の足音が聞こえる今、あなたの資産は大丈夫?】
為替が動けば、あなたの株も動きます。
円高に備えるなら、内需株・サービス業・医療・教育・不動産など、為替に強い銘柄をチェックしましょう。
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【編集後記】
65歳からの投資──それは、“自分の判断で生きる”という尊厳の証です。
未来は怖くありません。知ること、備えること、そして行動すること。
この10のニュースが、あなたの心に火を灯し、資産に安心をもたらしますように。